鬼葬
鬼葬
Dir en grey

定価: ¥ 3,150
販売価格: ¥ 2,993
人気ランキング: 2644位
おすすめ度: 
発売日: 2002-01-30
発売元: フリーウィル
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おぞましく痛々しく、どこまでも悲しい
個人的にはDirで最も圧倒された作品は「鬼葬」である。音だけでなく詩も含め、込められた世界があまりに濃くおぞましい。痛々しくて自然と悲しみの涙がこぼれてくる…信じられないかもしれないが、私にとっては非常に泣けるアルバムである。1曲ごとに物語がしっかりと作られているため、内容がリアルに迫ってくる。激しく重苦しい音に乗せてSM、近親相姦、一家無理心中、親殺し、人食、自慰、色情狂など、吐き気のするような醜悪な光景が次々と押し寄せてくる。聞いていると汚物にまみれ、傷だらけになっていくような感覚に陥り、疲れ果て、気分が悪くなる(でも、ある意味ではそれが快感なのだが)。そんなボロボロになった精神で聞くからこそ「Bottom of the death valley」「embryo」「undecided」「蟲」などの悲しいメロディーはあまりに痛々しく、血が出るほどに悲しく感じられるのだ。どこからともなく一昔前、昭和っぽい雰囲気が漂ってくるという点も、独特の暗さを助長していて良い。
「Bottom of the death valley」はDirで一番好きな曲かもしれない。一家無理心中を感情むき出しのボーカルが歌い、叫ぶ。その音、声があまりに悲痛。最後のサビ、悲しい歌声と痛々しく激しいシャウトが重なる部分は涙なしには聞けない。
「embryo」はシングルバージョンと違ってすさまじく陰惨で卑猥で絶望的な光景を描いた詩世界に圧倒される。演奏は大人しく美しく、日本独特の湿気・暗さを非常に上手く表現している。娘が父親を殺すシーンには息のつまるような緊張感がある。最後のサビ、みごもった子供という部分では押し殺してきた吐き気・痛み・悲しみが一気に爆発し、あふれ出す絶望の涙を止めることができなくなる。
「鴉」は演奏が何とも言えない古ぼけた色、色あせたような雰囲気を出していてすごい。
「ピンクキラー」で最高潮の狂気・破壊衝動に身をゆだねた後に聞くインスト「神葬」の切ないピアノ旋律は胸に染みて痛いほど。この終わり方で最高のカタルシスが得られる。
聴くべし。
マカブラを聴いてDIRに興味を持ったから聴いてみた。
聴いた最初の感想はマカブラと全然違ってメロディアスな曲が無い…。激しいのばっかり…。
期待外れだったと思いつつ何故か聴かずにはいられない力がこのアルバムにあった。聴き続けるうちに好きなアルバムになっていた。自分にとってのは外れ曲は無かった。
このアルバムは歌詞・曲調・シャウトといい、とにかく狂気を感じる。でもそこが好き。この激しい曲調の中に痛みが溢れている。今のDIRにはあまり無い和っぽい感じも好き。
初期からのファンで、このアルバムからファンをやめた人もいたって話も聞いたけどその気持ちも初めて聴いた時の自分の心情を考えれば分かる気がする。
ただ思うにあの路線(それでも充分魅力あったけど)で行き続けていけばただのビジュアルバンドで消費されるだけだったんだろうなぁと。これだけ方向性変えるのは勇気いっただろな。でもその結果として今のDIRがあるから。
自分の意思をしっかり持っているDIRには頑張って欲しい限りです。
びっくりする。
あまりディルを聴かずにこのアルバムを聴き、驚きました。前聴いた時はシャウトばかりって思ってたのに、色々なジャンルの音楽が入っていたから。
私としては「蟲」と「逆上堪能ケロイドミルク」がよかったです。特に「逆上 」はもう圧倒。出だしの高い声にぎょっとします。
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